免疫と不安|流山市南流山かとう治療室

免疫と不安|流山市南流山かとう治療室

人間の免疫を構成する「菌」

私たちのカラダを不法侵入者や病原菌から守っている免疫系は、血液の中にある白血球やリンパ(=免疫細胞)の他に、皮膚や消化管や気道の粘膜にいる細菌やバクテリア、ウイルス(=常在菌)も関わっています。

できるだけ多種多様の生物を人体に住まわせることで、互いの共存と繁栄を今日までしてきました。

人間の免疫は外部の生物にほぼ「外注」しているといってもいいです。

身体と心はコインの表裏のように表裏一体、鏡の関係だというのは当院のブログを読まれていたり、統合(ホリスティック)医療にお詳しい方はご存知だと思いますが、肉体の不調で心が病むことがあるように、実は常在菌の種類や量が少なくてバランスを崩していても心身の不調が起きることが分かっています。

長く続くマスクや消毒の習慣によって、人間の免疫の生態系が大きく変わっているためか、最近になって自殺者や心療内科の受診率が国内でも、当院でも急増しています。

人間の免疫の生態系の変化は、インフルエンザの予防注射での副作用の報告が今年は急増しているように、今まで通用していたことが通用しなくなるぐらいの大きい変化だと感じられます。

免疫系とメンタルの意外な関係

免疫細胞と常在菌は、皮膚の表面や消化管、気道の表面を覆って体内に不法侵入者が来ないように保護する警備員のような存在ですが、消毒や除菌、抗生物質の使用に弱いため、できるだけ多くの種類と数を動員する必要があります。

その方法は“ふれあうこと”(口にする物や人と人、空気中の微生物と)です。

身体の内側で「守られていない不安」が、表面上の「不安」につながってしまうのは意外かもしれませんが、手当てや抱きしめる、なでるといったスキンシップによって安心が得られた体験や、反対に接触を避けられて不安には誰もがあるのではないでしょうか。

身体で起きていることは心にも反映されます。

  • 特定のタオル(子供ならぬいぐるみなど)がないと不安
  • いつも自分のカラダのどこかを無意識に触っている
  • 不安になりやすい、異常に不安がる

こんな行動にも免疫系の不安が現れていたり、

  • 鼻くそを食べる
  • 足を舐める子供

大人からすれば汚い行為に見えますが、子供は無意識のうちに色々な菌をカラダに取り込もうとしている自然な働きです。
こういった行動は、近年の抗菌生活や帝王切開によって生まれてきた子供に多い傾向があります。

通常、胎児はまだ無菌状態で、免疫系の獲得は産道を通る際に母親の膣の粘膜や肛門付近の菌を口に取り込むことから始まります。
そして母親の体内から分離して間もなく母親の皮膚と触れることで安心します。

生まれたばかりの赤ちゃんは視覚、聴覚、嗅覚、味覚がほぼ未発達で、唯一の触覚を使って母親に触れることが安心を育むのにとても重要になりますが、出産後すぐに母親から引き離された経験がその後の子供のメンタルに強く影響することがあります。

また、自然分娩で生まれた赤ちゃんは母親の菌の種を、母乳に含まれるオリゴ糖をエサにして体内で育てます。

緊急帝王切開を除き、特別な事情がない限りは自然な形を選びたいものです。
子供が生まれてくる仕組みにも健康に生きる戦略があるのです。

計画的無痛分娩を選択した母親の母乳のオリゴ糖含有量も著しく減少していることも分かっています。

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“排除”から本来の“共存”へ

免疫と言えばマスクや消毒、ソーシャルディスタンスの話題になりますが、先に「ふれあい」が免疫の強化には必要と書いたとおり、マスクや消毒との付き合い方も気をつけなければ人体にデメリットになってしまいます。

菌を排除する方法には「いつまでそれをしなければならないの?」という限界があります。
そうでなく、反対にいろんな菌と触れ合い、味方にして身体のセキュリティを得る本来の免疫の在り方を見直す時期に来ています。

生物、人類の長い歴史の中で常に共存が成り立っていたからこそ、ここまで人類が存続できたのであり、その均衡がここ数十年で急激に人間が自分たちのことだけを考え、環境を変えていった結果、生きずらくなったのは人間です。

マスクや消毒、自粛について

最近、自分の心身の不調、家族の不調、子供の行動が気になる方は菌との関わり方について振り返ってみてください。
もしかしたら菌との触れ合いが足りない、予防しすぎて免疫が逆に脆くなっているのかもしれません。

社会とのバランスでマスクや消毒をせざるを得ない状況も一部ありますが、健康管理の主導権と責任は自分自身にあります。

行政は個人の健康を保障しません。
体質には個人差があるので、どんな対応、過ごし方をするかは個人が自己責任で決めるべきです。

自然療法側の視点だと、発生当初に比べ、今のウイルスの毒性なら他の感染症と同じ扱いでよく、マスクは酸欠になるから最低限にして欲しいし、除菌や消毒は手洗いうがいで充分です。

既存のマスクではウイルスは容易にフィルターを通過するので予防する効果はありません。
咳のある人がエチケット程度につける程度で充分とされています。

メディアに出ない専門家や海外ではPCR検査も意味がなく、ウイルスの毒性も他の感染症と同じ程度だから過剰に予防する必要はないという情報がポピュラーですが、なぜかそういう重要な情報は公にでません。

ワクチンに関しては別の記事にしようと思いますが、効果がないことはコロナに限らず昔から指摘されている事でした。

自ら進んで調べ、考えることをしないと偏った情報に流されてしまうので、ここで発信していることを参考に、盲信もせず、役に立ちそうな節についておひとりおひとりが考えるきっかけになれば幸いです。

執筆者

かとう治療室

流山市南流山で整体・鍼灸(女性鍼灸師)・内臓調整を中心に総合サポートをしています。ボディートーク、エムレス等。つくばエクスプレス/JR武蔵野線 南流山駅より徒歩6分。駐車場2台分あり。不定休・完全予約制。お問い合わせはLINEかフォームが便利です。お電話の場合は留守電にお名前とメッセージを残してくださると折り返しご連絡いたします。

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