子どもの不調、こんなことで悩んでいませんか?
- 朝、具合が悪くて時間通りに登校できない
- 学校に行けなくなってしまった
- 夜には回復するけどまた翌朝繰り返してしまう
- 治療を受けているけどよくならない
- 友だちに心配されるのが嫌
- 先生や家族に理解してもらえない
起立性調節障害は主に低血圧、頭痛や吐き気、酷い倦怠感が現れます。
元々元気だったのにどうしてそうなってしまったのでしょう?
当院でも小学校高学年から高校生の男女にこれまでたくさんの相談を受けてきました。
起立性調節障害という診断名こそあるものの、主な原因はみんな違い、身体の問題、心の問題、それ以外の問題に分けられます。
身体の問題
体温、血圧や消化といった生命維持のバランスは神経系や内分泌(ホルモン)系、血流による複雑な調整が常に行われています。
これをホメオスタシス(恒常性)と言い、私たちが健康に生きていられるのはこのおがげです。
身体の急成長とともにホメオスタシスが不安定になると発症するという考察があります。
ホルモンは血液に混ざって全身に運ばれるため、特定の部分にだけ作用するのではなく他のホルモンとも協調していますが、第二次成長で急激な変化が始まると全体が混乱して身体のバランスを保てなくなります。
この場合は身体の成長がスムーズに運ばれるように施術で促し、いち早くバランスを取り戻せるようになると症状が改善します。
心の問題
現代はコミュニケーションや情報の取り方が複雑で、若いうちから大人が抱えるようなストレスを感じて生きています。
人には個性があるので、学校生活にストレスがあるのなら無理に通常の学校に行く必要はないと考えていますが、本人が学校に行きたがっていたら回復を手伝わなくてはなりません。
自律神経は寝ている無意識下でも自動的に働く機能のため潜在意識の影響を受けます。
自覚している部分では何も悩みがないと思っていても身体は嘘をつかないのでサインとして症状があらわれていることがあります。
メンタルが強い・弱いではなく、物理的・精神的様々なストレスが自分の身体にどのように影響しているかに気付いていないことが問題なので、潜在意識に働きかける施術によって改善しています。
それ以外の問題
現代の医学では説明が付きませんが、まれに宿命的にそれを経験しなければならない場合や、家族や環境のエネルギー(見えないもの)の影響で起立性調節障害になることがあります。
その場合の傾向は、家系にも起立性調節障害になった人がいたり、通常考えられる手段の何をやっても全く効果がないことです。
当院ではボディートークを使ってエネルギーの調整をしたり、医療占星術を使って要因を推測することができます。
何が起きているのか理解することでストレスを下がると回復に向きやすくなるからです。
症例
中学2年生男の子(2018年)
小学校高学年から体調を崩し気味になり、中学生になって本格的に学校に行けなくなる。
食欲不振、頭痛、腹痛、ふらつき。
病院にかかり血圧を上げる薬や腹痛を抑える薬を飲んでいたがよくなる気配がないため来院。
内臓調整1回目の施術直後だるくなる。
2回目(1週間後)、階段を勢いよく上がって来院、食欲が戻ってくる。
3回目(初回から2週間後)体調に波はあるものの回復傾向。身体が大きくなった。
その後2週間に1度の通院を3か月ほど行い、もともと好きだった水泳を再開することができたり、日常生活に支障がなくなったので終了。
中学2年生の男の子(2022年)
元々食べることが大好きだったのに胃がむかむかして食べられなくなった。
朝起きられないのと、食欲がないので登校は午後から。
病院で血圧を上げる薬と漢方薬を飲んでいる。学校にはストレスはなく、行きたいのに行けないから困っている。
ボディートーク初回の後、数日妙にハイテンションになったあと、深く眠りこけて心配になったが、次第にご飯を食べるようになり授業も午前のうちに出席できるようになった(お母さまのお話)
2回目(3週間後)急激に背が伸びて大きくなった印象。
現在も経過観察中。
中学3年生の女の子(2022年)
2021年の冬に起立性調節障害と診断され、病院での投薬と整骨院での姿勢矯正や自律神経治療に通っていたが、思うように改善しないためやめて来院。
朝のひどい頭痛、めまい、疲れやすくみんなと同じように動けない、朝食べられない。とのこと。
学校でのストレスはあるがイベント事は好き。
内臓調整と整体の初回、お腹を軽く触れただけで結構痛がる状況。
2回目(3週間後)施術後は夜食べる量が増えて少し早く動けるようになった。
3回目(前回から1週間後)少し症状が重かった。メンタルの話をする。
ボディートークの提案をするがご本人の希望で内臓調整を中心に月2回の通院を約6か月継続。お腹を壊すこともほとんどなくなり、学校へも自力で登校できるようになった。
本人の気持ちが第一
お子さんの元気のない姿を見ているのは親御さんにとってはつらいことで、一刻も早く治してあげたい気持ちはわかります。
そこで「子供を連れてきたい」というご相談をたくさんいただきますが、予約の前に必ずご本人の意思があることを確認してもらっています。
治療の主役はお子様なので、本人が困っていて治りたいと思っていなければ治療の結果は出ません。
もし、お子様の同意は得られないけど相談したいという方がいましたらお気軽にご相談ください。
実は大人の健康を見直すことでお子様の体調がよくなることも多々あるからです。
3つ目の「それ以外の問題」に当てはまるところです。
起立性調節障害はずっと治らないということはありません。
ですが早くよくなることができるので、まずはあまり不安にならずにお子様を安心させてあげてくださいね。