過敏性腸症候群(IBS)|流山市南流山かとう治療室

過敏性腸症候群(IBS)|流山市南流山かとう治療室

過敏性大腸炎などとも言われるこの疾患は、現代医学の領域では原因が不明な場合が多く、そのほとんどはストレスや心的要因が関わります。

と言うより画像診断や血液検査などの数値で判断できないのです。

なぜなら何でもない時は何も起きていないし、何も感じていないからです。

そういう状態なので治療というより病院では投薬による対症療法で症状をコントロールするのみとなり、一生これと付き合わなくてはならないと諦めている人も多いでしょう。

 

IBSに悩まれる方は腸の症状そのものよりも日常生活における「不安」のほうが重大であり、外出や仕事などで排泄に関する不安が軽減すればするほど日常生活のストレスも減少する疾患です。

不安や緊張といった感情の前に身体の反応が必ず先行していますが、この反応のプロセスを意図的に再調整することで症状の出現パターンを変えることができます。

これは投薬や肉体的なアプローチと言うより、神経生理や脳神経学、心理学ベースでのアプローチとなります。

 

セロトニンがIBSと関連しているという理論で、セロトニン3受容体拮抗薬が処方されることがありますがセロトニンは腸だけに作用しているわけではありませんし、身体全体を俯瞰すると脳や他の内分泌系、神経系や循環系との複雑なコミュニケーションによって成り立っています。

セロトニンだけ何とかすればいいという一筋縄にはいきません。

 

多くの場合は初めはよかったはずの薬の効果を感じられなくなったり、薬がないと不安になってしまい今度は違うストレスや不安が生じる、身体の仕組みが薬の影響で全体のバランスを損なって他の不調が現れる。ということがあります。

私自身過敏性腸症候群(病名をつけるならそれだっただろう)の経験があります。

パニック障害にもなり、これらを克服するのは薬ではないことを自分の経験からも感じています。

 

 

脳は経験から予測する働きがあり、これまでの体験から同じような状況になったときのカラダの反応をパターン化します。

この「反応」には、血圧や心拍などのわかりやすいバイタルサインの変化や、それをもたらす神経系やホルモン分泌の変化も起きていて、脳が予測からそうさせているのです。

同じような経験を積み重ねるほど脳は学習をするので、予期不安がおき、活動の自由がどんどん狭められます。

これはIBSに限らずパニック障害でも同じですね。

また起きた…を繰り返すうちに脳が勝手にプログラム化してしまい、IBSの場合はそれが腹痛や下痢、お腹の不調なのです。

もちろんCIBOやリーキーガットなどの食物の影響や他の要因も関わりますが、不安や緊張という感情の問題、何度も同じ体験を繰り返して形成された脳のパターンを変えることも大きなポイントになります。

 

当院ではボディートーク療法やエムレスで効果を認める例が多いです。

ボディートークでは心身のバランスをとり、からだが本来の働きを取り戻すのを助けます。

ストレスに感じていたことがそれほどでもなくなったり不安が軽減するため、自律神経の働きも安定し、結果として症状が起こりにくいカラダになって不安に感じることが減少し、健やかな日常生活を再び送れるようになります。

エムレスでは、感情の引き金となる身体感覚の調整をしてある状況に対する否定的な感情や思考パターンを変化させることができます。

感覚がおこらなければ感情は起こりません。

経過には個人差があるため、期待通りの経過や、必ずよくなるという断言はできませんが、これまでお手伝いさせて頂いたクライアントさんの変化の様子から見ても期待できると思っております。

  • 薬を飲み続けるパターンから抜けたい
  • 生活上の不安を軽くしたい
  • 他のアプローチを経験してきて、当院の考え方に興味がある

このような方はご相談下さい。

執筆者

かとう治療室

流山市南流山で整体・鍼灸(女性鍼灸師)・内臓調整を中心に総合サポートをしています。ボディートーク、エムレス等。つくばエクスプレス/JR武蔵野線 南流山駅より徒歩6分。駐車場2台分あり。不定休・完全予約制。お問い合わせはLINEかフォームが便利です。お電話の場合は留守電にお名前とメッセージを残してくださると折り返しご連絡いたします。

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