腰痛こそ心の状態と向き合って

腰痛の矛盾

  • 医療が発達しても腰痛は増え続けている
  • 検査の所見と自覚症状が一致しない
  • 病変は変わらないのに自然治癒する例が多い
  • 患者数は加齢と反比例する

日本人の不調の傾向は昔と比べると内臓から運動器に移行してきていて、肩こりや腰痛は胃腸の不調の身代わりとなって出てきているのではという議論もされている。

腰痛のほとんどは「何かをして痛めた」のではなく自然発症。しかし整骨院などでは腰痛を総じて「腰部ねん挫」と表現する。

捻挫とは、関節に正常可動範囲以上の外力が加わって組織を損傷することなのに、そうでない自然発症のものにも腰部ねん挫と同じ治療が用いられるのは疑問である。

検査で異常が見つからないのに酷い痛みを訴える場合と、反対に骨の変形が酷くても自覚症状がないこともよくある。

ヘルニアでは圧迫された部分の神経障害が出ると教わるが、右側に出ているヘルニアなのに左側に症状があったり、5番目の狭窄が見つかったけどしびれは3番目の領域だったりする。

こういった教科書通りじゃない矛盾は、私が接骨院で勤めていた時からしょっちゅう遭遇する。

実際に目の前には辛そうにしている患者さんに「気のせいです」とは言えないから、マッサージしてみたり、電気を流してみたり、引っ張ってみたりするけど、そこに原因を特定できていないから効果はほとんどない。

逆に数日間休んだりするだけで何も治療を加えなく勝手に治るケースも多く、2週間以上痛みが続くケースは急性腰痛の14%にすぎない。

はじめて腰痛を経験する年齢は20代が一番多く、40~50代がピークで、さらに年齢が上がるとともに腰痛患者数は減少していく。つまり加齢が腰痛の原因とは断言できない。

つまりこういうこと!

腰痛の本当の原因も不明だし、治療法の有効性も証明できていない

言われてきたことを疑え!

  • 年だから仕方ない…
  • 二足歩行になったから腰痛は人類の宿命だ
  • 運動不足だ
  • 骨盤や背骨のゆがみが原因だ
  • 牽引すると改善する
  • (レントゲンを見て)この骨の異常が腰痛の原因でしょう
  • (検査結果をみて)ヘルニアがあるから痛いのでしょう

腰痛の85%以上は原因不明だと分かっているのに、いまだにこのような言葉を患者さんたちは浴びています。

問題なのはそれに何の疑いを持たないこと。
高齢でも腰が痛くない人もいるし、姿勢が悪くても肩こりや腰痛がない人がいる。
運動不足の太った人は100%腰痛でしょうか?
ヘルニアでも無症状の人がたくさんいます。
…人類は100%腰痛でしょうか?

つまり上に上げた事柄は「真理」ではありません。

意識は現実をつくります。
本人が「そうなんだ」と思ったことや言われたことを受け入れればその通りに身体は変化します。

なので治療者側は伝える言葉を考えて患者さんに伝えられたらいいのですが…
日本人にとって「先生」言われる権威者からの影響力が高すぎるのです。

いつでも、機能の常識は今日の非常識だし、日本の常識は外国では非常識だったりします。いつも常識を疑うワンテンポがあるといいなと思います。
そして自分で最適な判断を選択をするために必要なのは「知識」です。

心と体は表裏一体

現代医療の盲点は、カラダを細分化することにとらわれ過ぎたこと、心と身体を切り離して考えるようになってしまったことです。

ストレスで胃が痛くなるというように、心の鏡は身体。
腰が痛くなるのも心や身体なりの「理由」があるからです。

重たいものを持っても腰が痛くなる人とそうでない人がいるなら、重たいものを持つ行為が腰痛の原因になると証明できません。
その人の体の他の部分の状態、行為に隠された背景や、心理状況が必ず関わっています。

マッサージや骨盤矯正などをしても症状を繰り返してしまうのは、筋肉を柔らかくしても原因が解決していないからです。

おすすめ書籍:腰痛は〈怒り〉である

腰痛を本気で治したい人。自分と向き合う準備ができている方におすすめ。
もちろん、腰痛=怒りという決めつけもよくありませんが、色んな見方ができる知識があると自分の健康に対し多角的な見方ができるようになります。

カラダとココロはセットです。この両者が一体感をもっているときは心身共に健康です。
車の操縦のように、運転手の操作と乗り物の一体感は乗り心地に重要ですよね!

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