生理と薬の付き合い方|流山市南流山かとう治療室

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ピルについての質問

「生理が辛いので、ピルを使うのはどうでしょう?」
たまにそういう相談を受けます。

これについてはご本人の置かれた状況や年齢、生活様式によるため、ケースバイケースで提案します。

ただ、カラダをできるだけ自然な状態で改善するという方針から見れば、他の薬と同様にピルはよく考えて使うべきです。

生理は、カラダの内部の複雑な仕組みによって起きるまさに“生理”現象。
ピルを使って症状から逃れることはできるかもしれませんが、それだけでは新たな問題が生まれます。

・辞め時が分からない悩み
・副作用への不安
・薬を辞めたら元の状態に戻れるのか心配
・クスリを止めたらどうなるのか不安

現代の婦人科専門医師の意見は、生理は来ていればリズムが多少崩れようが問題ないとしています。
それはカラダの意思を尊重する意味と、社会生活の多様化によって女性の健康を基準にあてはめて判断することが難しくなったからです。

ピルを使うのは、カラダの仕組みのコントロールを外的なものに許可することになります。
カラダの意思とは関係なしに薬の作用がカラダを支配するので、長期に渡れば自発的な生理を起こすことをカラダが辞めてしまい、自然な妊娠や生活ができないカラダになってしまう可能性・リスクも知っておかねばなりません。

生理はとても複雑な仕組みで起きていて、性ホルモンと子宮卵巣の問題だけにとどまらないからです。これは後で詳しく書きます。

結論はありきたりですが使用は自己責任です。
ピルの全部を否定しません。それによって健康とのバランスが取れる人もいるからです。

これから出産も計画しているのか、体質を改善して健康的な生理が起きるカラダにしたいかなど、目先のメリットだけでなく先々のことを見据えて判断されることをお勧めします。

生理が原因で使う痛み止めについて

生理によっておなかが痛くなったり、頭痛や腰痛に対して痛み止めを使用する方がいます。
不調を我慢しすぎるのもストレスになので薬は悪いことばかりではありません。

ですが、使用頻度や用量が多ければ内臓への負担や副作用、薬が効かなくなる心配も出てきますので、使わずに過ごせるようになるなら越したことはありません。

現在売られている市販薬は、痛み止めに対しても多くの種類が販売されており、生理痛に特化していることを謳う製品もありますが、基本的に痛みのメカニズムは2~3タイプに絞られるため、大半の痛み止めの薬は効果があります。

生理は女性の自然な機能であるため、日常生活に支障が出るほどの苦痛は健康的とはいえず何かカラダの仕組みに問題があることを表しています。

つまり、薬を使用して症状とのバランスをとることができても、症状はあくまで結果であって原因ではないので、他にある原因を改善しない限りは解決になりません。

それは人により様々で、カラダの構造的な問題、機能的な問題、精神的な問題、過労や汚染など環境の問題と多肢にわたりますので、診察や細かな問診によってわかることもあります。

一方で、自分のカラダの仕組みを全然知らないことも問題だと私たちは思っています。
生理は妊娠するための仕組みではないと知ったら驚きますか?

生理の本当の役割

  1. 妊娠出産のための機能
  2. 浄化・デトックス
  3. リズムの調整
  4. 全体の調和

妊娠出産のための機能

これは知られていることなので詳しく書きませんが、子宮は赤ちゃんが10か月と10日滞在するためのホテルです。

常に行き届いた環境を維持することで着床、成長がしやすくなりますが、妊娠を望んでいなくても子宮は生きていますから、定期的に内部環境をクリーンアップする仕組みは作動していないと困りますね。

浄化・デトックス

昔、瀉血という医療行為がありました。
これは汚れた血液をわざと出血させてカラダを浄化する目的などに使われていました。
(これについては様々な議論が今でも交わされています)

通常、カラダで浄化や解毒の役割の主役は肝臓や腎臓や脾臓ですが、女性は経血で肉体的な老廃物だけでなく目には見えないストレスや感情的なものも生理では排泄しています。

“感情の生き物”と表現されるように、女性は男性と比べて共感力も高く自他の感情をたくさん受け入れる(よくもわるくも)性質がある一方で、体格や臓器は男性より小さいため、生理を使ってバランスをとっているという説です。

女性の生理はストレスや過労の影響を受けるとわかりやすく乱れますね。
また、生理が約1か月に1回(個人差があります)来ますが、その生理の起こり方は前1か月の過ごし方の結果の表れともいわれます。

生理をどう思っているかは置いといて、男性が下半身で自分の健康を図るとするならば、女性のカラダにとっては健康のバロメーターになるので生理前や生理痛の出方、出血量の違いなどを見て感じて、自分のカラダをどう扱ったかを振り返ったりするツールとしての見方もしてみましょう。

リズム調整

月と生理周期の関係性はよく知られていますね。
実は月に限らず太陽、水金地火木土天海冥…他の惑星も人間の身体のいろんな部位に影響力を持っていますが、一番わかりやすいのが月に影響される生理周期なのです。

また、潮の満ち引きも月に影響され、人間のカラダも生理前にむくんだりするのは単なるホルモンバランスだけの話ではありません。

惑星も軌道を廻る周期があるのと同調するように人体も体内リズムを持っていて、惑星のエネルギーを借りながら自己調整しています。
このリズムの調整が難しくなり調和が乱れてくると生命の衰退(老化)が起きてくるのは、閉経によって老いを感じるのと同じですね。

色々書くときりがありませんが、生理が起きるのは生命リズムの調整の一環ということなのです。

全体の調和

ホルモンとはわずかな量で大きな影響力を持つ物質です。
人体に存在するホルモンはたくさんあり、最近の研究では一つのホルモンがほかのホルモンや細胞に影響力を持っていたり相互作用していることがわかりました。

性ホルモンも単純に子宮や卵巣だけに作用しているわけではなく、甲状腺ホルモンや副腎のホルモンなど全身的に影響力を持っていて、またそれらは自律神経系などとも連携をしているので、ホルモンの乱れは自律神経の問題を引き起こすし、その逆もあるのです。

ホルモンは血流に混ざって役目を果たすので、血液は全身を巡るため特定の器官のみ影響するということはありません。
メインとなる標的器官はあるものの、ホルモンという物質を介して行われるのは全身のコミュニケーションです。

つまり、何かのホルモンがカラダの意思に反して変わると全身のコミュニケーションに混乱が生じるのです。
一部が変わると全部が変わるというカラダの性質柄、軽い気持ちで薬を使うと思わぬところで全体のバランスを崩してしまう可能性があります。

さいごに

たかが生理。面倒な生理かもしれませんが、カラダにとっては深遠でビックイベント。
健康に過ごすために生理が起きる理由と自分のカラダとの付き合い方にちょっとでも興味がわいてくれたらいいなぁと思います。

薬も悪いことだけでないのは確かです。
どうしてもというときは使ったほうがいいときもあります。

ですが、望むことは本来のカラダの仕組みを知り、できるだけ本来の力を奪わないように自分でバランスを取ってあげる方法を推薦したいのは仕事柄と実体験両方知っているからです。

今日から生理をちょっと違った目線で見てみませんか?
なにか自分のカラダが教えてくれている発見があるかもしれません。

執筆者

かとう治療室

流山市南流山で整体・鍼灸(女性鍼灸師)・内臓調整を中心に総合サポートをしています。ボディートーク、エムレス等。つくばエクスプレス/JR武蔵野線 南流山駅より徒歩6分。駐車場2台分あり。不定休・完全予約制。お問い合わせはLINEかフォームが便利です。お電話の場合は留守電にお名前とメッセージを残してくださると折り返しご連絡いたします。

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