どんな人でもためになる「生き方」の本だった
がんは怖い病気。
もちろんそうなのですが、なぜ怖いのかは、死を含め人生そのものが脅威にさらされるからかもしれません。
保険のコマーシャルなどでは「国民の二人に一人ががんになる時代」などと言われています。
医療は進歩しているはずなのになぜでしょう。
脳出血や心臓発作などの突発的な病気での死と比べると、がんは診断されてから自分の恐れや感情と向き合うことになります。
一方でこれからどうしていくかを考える余地とチャンスを与えられているとも捉えられます。
「がんが自然に消える生き方」ーケリー・ターナー氏の本には、現代医学ではつじつまの合わない奇跡と呼ばれるような回復を遂げた人たちがチャンスをどう使ったのか、西洋医学の問題点と統合医療の必要性、インタビュー調査で分かった共通点について記されています。
がんに限らず、今抱えている不調を治したいと思っているどんな方にもおすすめしたい本です。
どんな病気の克服にも生き方が関係するのはなぜ?
生き方なんて言うと大げさな話に感じるかもしれませんが、私たちの身体は飲食したもの、運動や活動、環境、ストレスや心の在り方…つまり習慣でできています。
生活習慣病という言葉が一番わかりやすいですね。
薬で数値をコントロールすれば治るわけではなく、病気の元になっている習慣を改めれば治るのです。
病気になったらその部分だけ修理すれば健康に戻れる。という考え方が西洋医学だとすれば、病気は結果であって原因はあらゆるところに存在する。というのが統合医療の考え方です。
奇跡の回復を遂げた人が口をそろえて「人生が変わった」と話すのは、病気をきっかけに習慣がガラッと変わったからです。
命の危機が及ばないような不調でもそれは変わりありません。
ですが、命の危機がないからこそ自分からすすんで習慣を変えようとはなかなか思わない。むしろ誰かに治してもらおうとするわけで、これが慢性的な不調の治療が治らない要因です。
一時的に治してもらっても習慣が変わらないと元に戻るのは自然です。
どんな生き方が自分らしいか、一緒に考えましょう。
「生き方」にも、病気を克服した人たちの共通事項はありますが、正解はなくひとりひとり違います。
食事にもともと気を付けている人ならそれ以上気を付けたら心が病みますし、何を優先的に取り組んだらいいかは体調や状況によります。
今までの生き方が悪かったのでもありません。ただ、ちょっとこのままだとマズいよ。という身体からのメッセージに病気が使われるのです。
病気は用がなくなれば自然といなくなります。これが、病気は医療技術によって叩きのめさなければ解決できないと考える西洋医学にとっては信じがたいことなのかもしれません。
がんにおいては、がん細胞は自分の細胞が変性したものなので自分の一部なのです。
がんをあまりに敵視することは自分を攻撃することと似ています。
ボディートークがこの本で取り上げられていました
ボディートークは統合的な見方をするエネルギー療法の一種です。
完全なる治療法はどこにも存在しませんが本の中で一部紹介されています。
当院でもがん治療の相談をお受けすることが時々あります。
証拠はありませんが奇跡と呼べるような結果が出たこともあります(もちろん施術ではお手伝いしかできませんので、患者さんの生きる力が起こしたものです)
未来のことは誰にもわかりません。つまり可能性しかない先に向かってどう取り組んでいくかは選択ができます。
可能性に懸けるも、あきらめるのも自分次第。
興味のある方はぜひ手に取ってみてください。
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執筆者
かとう治療室
流山市南流山で整体・鍼灸(女性鍼灸師)・内臓調整を中心に総合サポートをしています。ボディートーク、エムレス等。つくばエクスプレス/JR武蔵野線 南流山駅より徒歩6分。駐車場2台分あり。不定休・完全予約制。お問い合わせはLINEかフォームが便利です。お電話の場合は留守電にお名前とメッセージを残してくださると折り返しご連絡いたします。