それは「気(氣)」。
元気があるとかないとか、勇気も覇気も空気も同じ「氣」からできています。
氣は目に見えないけど私たちの肉体に生命を吹き込むものです。(意識がなくなることを気を失うと言いますね)
氣がなくなると老け込んだり、肉体の命が終わりに近づいていくのは、風船の空気が徐々に抜けてしぼんでいくようなイメージ。
ピチピチのむちむちだった赤ちゃんが張りが無くなってしわしわのご老人に変化する過程と同じです。
この「氣」はどこからやってくるのでしょう?
ひとつは、ご先祖や両親から受け継ぐ生まれ持った「氣」
これは腎臓(正確には腎)に蓄えられた定期預金のようなもの。
もう一つは自分自身や食べたものから生み出される「氣」
大病をしたり、何かの理由でエネルギー不足に陥ると腎の定期預金を切り崩して生命の生計をやりくりするのですが、定期預金はまた貯めることができません。
つまり定期預金を使い果たし、かつ自力でも生み出せなくなったら…生命が終わりに近づいていくのです。
とてつもないストレスで一瞬にして白髪になったり、老け込んむことがあるのもこういう理由から。
また、病気の人のお世話をすると妙に疲れたりするのは、気が足りない人に自分の気を与えているから。
気を病んで病気と書くのは偶然ではないんですね。
さて、気の話をすると途方もなく広がってしまうので今回は「食」に絞って書きます。
食べる行為は本来、食べ物の「氣」をいただくこと。
氣のある野菜は
- 新鮮
- 小さい、味が濃い
- 自然に作られたもの
たくさん食べても満たされない時。それは気のない食べ物を食べている可能性がある。
- 不自然なもの(加工食品など)
- 新鮮でない
- 味のあまりないもの
もし、自然食品や有機栽培などの料理を食べたことがない方は食べてみてください。
少量で満たされるし、身体がぽかぽかします。
たくさん食べなくても満たされれば、内臓にも負担をかけないし、添加物や化学物質を摂取する機会も少なくなります。
心配なのは経済的なものかもしれません。確かに有機栽培や自然食品は高価ですが、一食当たりが少量で満たされるので実際にはあまり変わらないどころか、
よくない食べ物をたくさん食べて病気になり医療費を使うことを思えば、長期的には安く済みます。
いきなり全部をいいものに変えるのは大変ですが、なにか一つずつ変えて体験してみてください。
まずは調味料。それから野菜やほかのものを変えていく。
自然な野菜は腐るのではなく朽ちるのだそうです。
肥料で育った野菜は大きくなりますが、味がないのは気がないのと同じなので満たされませんし、腐りやすいです。
ひとりひとりがまず「食」から満たされないことと、気を取られることが多い世の中のために、人同士の気の奪い合いが起きていると言ったら大げさ…ではないかもしれません。
気の奪い合いが形になった一つが「病気」です。
病気になると看病が必要になったり心配したりする役の人が現れます。
心配する氣持ち(気の持ちよう)や看病する労働や時間をその人の「氣」としてもらうことになるのです。
看病や介護などで病気が連鎖するのは、気の不足が連鎖するから。
この負の連鎖を止めるには、まず病気にならないように。食べる意味をひとりひとりが見直し実践すること。
もちろん仙人のような生活をするのではなく、ジャンクフードを食べてもOK、楽しいお酒や食事もOK。
要はバランスなのです。
食べるとは、その食べ物の氣をいただいて自分の生命に変えること。
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執筆者
かとう治療室
流山市南流山で整体・鍼灸(女性鍼灸師)・内臓調整を中心に総合サポートをしています。ボディートーク、エムレス等。つくばエクスプレス/JR武蔵野線 南流山駅より徒歩6分。駐車場2台分あり。不定休・完全予約制。お問い合わせはLINEかフォームが便利です。お電話の場合は留守電にお名前とメッセージを残してくださると折り返しご連絡いたします。