小麦粉の何がよくないのか|流山市南流山かとう治療室

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小麦の「なぜ」

「パンを減らしてみたら子供の学習力がついて体力もついた」
「ダイエットのつもりが、気分が安定して元気になった」

小麦とのバランスをとってみたという人がこんな風に言っていました。
食べ物を変えるとカラダも思考も変わるんです。

ですがどうして最近、小麦はよくないといわれるのでしょうか?
ちゃんとした理由がありますが、理解せず単に小麦が悪いと思うのは間違いです。

この記事では、小麦がどうしてよくないとされるのか、複数の視点から解説していきます。
当てはまる点が多いなと感じた方は食事のバランスをとったほうがいいかもしれません。

こんなことが当てはまりますか?

  • 疲れやすい、だるい
  • 食後眠くなる、集中できなくなる
  • 感情の起伏が激しい
  • お腹が張る(ガス)、健康的な便が出ない
  • 思考がまとまらない、頭が冴えない
  • アレルギー
  • 血圧や血糖値の異常、うつっぽさ

これらの症状、実はすべて小麦に関係しています。

小麦粉がよくない理由

グルテンが腸内のカビを増やす

腸内の警備員がカンジダに負けて警報機が鳴りっぱなしに

小麦粉は主に3つのタイプと特性があります。

強力粉:パンなど
中力粉:うどんやピザ生地など
薄力粉:お菓子やてんぷらなど幅広い用途

3つの違いは小麦に含まれるたんぱく質である「グルテン」の量で、グルテンはコシや弾力を作り出す用途で強力粉に多く含まれます。
薄力粉は反対にさっくり感や軽さを出すためグルテンの含有量は少なめです。

グルテンは腸内にいるカビの一種であるカンジダが大好物の物質で、小麦を食べることでカンジダが増殖。
また、異常増殖したカンジダが小腸の粘膜にダメージを与え、免疫の主役である腸のセキュリティーが崩壊して不法侵入を許し、アレルギー反応が起きるなど、カラダの警報が鳴りやまなくなり脳を含めた全身がストレスにさらされた状態になります。

この他に日常的なストレスが加わるとかなりのハイストレスにさらされることになりますが、副腎が影響を受けるとうつ状態や血糖値や血圧に現れます。

精製された小麦で血糖値が乱高下

感情の起伏や自律神経の乱れはここからも

消化吸収されやすい小麦粉は血糖値が急上昇します。砂糖の入った甘いお菓子やパンは特にですね。

急激に上昇した血糖値は膵臓のインスリンというホルモンによって下げられるのですが、急激に上がるほど急激に下降します。
この血糖値の不安定性は自律神経や感情も同じように影響し、食後の異常な眠気やイライラ、体調の不安定さにつながります。

イライラするけど甘いものを食べると和らぐ気がするのであれば、本当のイライラではなく血糖値のせいかもしれません。
頭痛持ちの方は自律神経が乱れていることがほとんどなのですが、小麦をやめると症状が軽くなる人がいます。

安い小麦は除草剤や農薬まみれ

別の意味で“白い粉”から作ったパンやインスタント麺

小麦はほとんどを輸入に頼っていますが、輸送時の痛みを防ぐためにたくさんの薬剤が使用されていたり、大量生産のための農薬散布の影響を受けています。
加工される工程で原材料地の特定が難しくなりますが、アメリカやインド、ブラジル、中国などの輸出用製品はもちろん、国産でも地域によっては効率重視で大量の毒素で汚染した食物を生産しています。

薬物は食べ物にも体内にも残ります。
それが腸内のいい菌、健康な細胞を破壊してしまったり、解毒のために肝臓に負担をかけたりします。

日本でも○○○○パンは安価な分、健康のデメリットしかないとまで言われています。
インスタント麺の材料も輸入の小麦粉ですので、便利でよくても食べ過ぎは注意です。

お米でも食べ過ぎは血糖値の乱高下を招く

同じ糖質でも、お米と小麦の違いはグルテンがあるかどうかです。

グルテンがないからと言ってお米も食べ過ぎれば血糖値を急上昇させるし、ごはんのように甘くない糖質は砂糖に換算するとかなりの量になりますので、摂り過ぎは同じようにカラダにストレスを与えます。

何を気をつけたらいいのか

知識を持つ、自分で選ぶ、試行錯誤する。それからバランスです。

添加物や農薬はカラダに毒ですが、そのおかげで長時間の保存や輸入が可能になり海外の食を日本でも楽しめたり、たくさんの人のお腹を満たしたり、食糧危機を乗り越えることができたりと、悪いことばかりではありません。

私たちのカラダには毒素や薬物に対処する機能も持っています。
文化的にも楽しみながら健康とのバランスをとっていきましょう。

体質には個人差が大きく、ある人では平気なことも他の人では病気につながってしまうことがあります。
そうなる前にカラダに関する知識を得て、起きている症状がどんなことを示しているのか、ある程度知っているともっと自分のカラダと仲良く付き合っていけると思います。

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執筆者

かとう治療室

流山市南流山で整体・鍼灸(女性鍼灸師)・内臓調整を中心に総合サポートをしています。ボディートーク、エムレス等。つくばエクスプレス/JR武蔵野線 南流山駅より徒歩6分。駐車場2台分あり。不定休・完全予約制。お問い合わせはLINEかフォームが便利です。お電話の場合は留守電にお名前とメッセージを残してくださると折り返しご連絡いたします。

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