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「わからない」を減らしていこう|流山市南流山かとう治療室

私たちにとってストレスになる大きな要因は「わからない」ことです。

意外かもしれませんが例を挙げるとどうでしょう。

 

  • (誰かが)何を考えているのかわからない:人間関係のストレス
  • 動物や虫が何をしだすかわからない:襲われるかもしれない恐怖心
  • 未来がどうなるかわからない:人生的なストレス
  • はじめての場所でどうふるまったらいいかわからない:環境的なストレス
  • 勉強や言っていることがわからない:思考的なストレス
  • やり方が分からない:コントロールに関するストレス
  • 見えない・聞こえない・味やにおいが分からない・感じられないストレス:情報が入ってこないストレス

 

はじめての飲食店に入ってみると、案内を待っていても店員さんが一向にやってこない時、ストレスを感じませんか?

・どう利用したらいいかわからない
・いつ店員さんが気づいてくれるのかわからない
・このお店で充分なサービスが受けられるかわからない
・勝手に席に座っていいかもわからない
・・・。

 

この一瞬の出来事でもこれだけのストレスがかかっている…。としたらビックリですよね。

反対に多くの人が安心できるお店は、ネット上ですでに予約方法や来店方法が明記されていて、予想や期待の通り、またはそれ以上の接客やサービスが受けられた時だと思います。

こういう場合は心も身体もリラックスしていますので、食事はおいしく感じられるものです。

 

ここまでのお話は前置きで、、

実は、一番わからないことがたくさんあるのは自分のことについて。

 

「自分の身体」について学校でじっくり教わることがありません。

食べたものがどうやって血や肉になるのか、よく噛むことがどうして大切なのか、身体の中では細胞や内臓がどのようにして自分の生命を維持しているのか、どんな生活をしたら病気になってしまうのか、お腹が痛くなったらどうしたらいいのか、どんな食べ物や飲み物を選んだらいいのか、などなど。

どうして1日三食なの?
どうしてお昼ご飯を食べるの?

純粋無垢な質問にちゃんと答えられる人がなかなかいないのは、私たちは理由もなく「そういうもんだ」と思考に叩き込まれているからです。

大人である私たちも長年寄り添っている自分の身体についての知識があまりにも少ない。
少ないのは経験も同じ。特に、自分の力で回復した成功体験が圧倒的に少なくなっています。

自力で経過をたどる前に病院に行ったり、薬を使ったりするようになり、それらが治してくれたと認識してしまっているからです。

これは誤認識です。抗がん剤や手術は体力のない人や全身状態が悪い人にはできないように、身体に力があるからクスリや処置が活きるのです。

 

昔の人は、「ケガをしたらツバでもつけとけ」と、乱暴そうな言葉ですが、ちゃんと理にかなった身体の仕組みを経験で知っていました。

 

唾液には菌や微生物、免疫細胞がたくさんいます。皮膚の表面にもたくさん常在菌が住んでいます。

唾液を傷口に塗ることは天然の消毒薬で治療薬なのです。
自分の身体が生み出したものなので皮膚に合わなかったり副作用の心配もありません。

もともと身体は菌の住処でそれらは病原菌ではありません。過剰な消毒で患部を無菌状態にしてしまう方が病原菌が侵入するリスクが高くなり、傷口を神経質に守り続けなくてはならなくなります。

 

現代医療が日本で普及してからまだ70年ほど。それまでの医療は家庭の医学が中心でした。

風邪をひいたらネギを巻き、こんにゃくを温めて湿布代わりに。3日は様子をみても大丈夫、と知恵が働いていました。病院に行くことは今よりも圧倒的に少なかったのです。

そういう家庭の医学の経験を積んできた知恵を持った世代が歳をとり、身体の経験値が育たない文化や医療が普及したため、身体のことがわからない親が子供を育てる時に不安になるのは無理もありません。
すぐにクスリ、病院と教わっていればなおさらです。

 

・このまま放っておいてどうなるかわからないからすぐ病院に行く。
・身体に何が起きているかわからないから病院に行く。
・治るかわからないからすぐクスリを使う

この背景には不安や恐怖心があります。
身体に何が起きていて、どうなるか知っていたら、またはどうしたらいいか知っていたら不安や恐怖はなくなるので自分で落ち着いた判断と対処ができるようになります。

適切な医療を受けるため、身体の力を奪わないためには「こうなったらこうなる」という身体の経験値を積むことが必要です。

ネットの情報や知識ではなく実体験に伴うもの。
これを食べると私はお腹を壊す」みたいな各自の特性を知ることもです。

 

専門学的な知識をもつ必要はありません。
ですが、一生付き合う自分の身体を通じて経験値を積むことは、自分や子どもの力を育てることになります。

野生の動物は病院がなくても生きています。
しかも親離れが早く、種によっては生まれたときにはもう一人前です。それでも経験値を積みながら生きています。遅かれ早かれ死ぬことを受け入れているので、今を全力で生きています。

人間はどうしても死にたくない。でも長生きして自分がどうしたいのかはよくわかっていません。

 

身体があるから人生を感じることができます。
その身体と二人三脚でどうつながって生きるかには互いを理解する必要があります。
(人間関係でもそうだと思います)

身体について「わからない」を減らすこと。
一緒にやっていきませんか?

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