目の酷使が交感神経を過剰にする
スマホにパソコン、オンライン会議や情報収集。
目は一生使いますが、昔と比べて目ばかり酷使される毎日が続きます。
眼精疲労のある人はどんどん増加し、目からくる首や肩の凝り、頭痛は有名ですが、実は深刻な自律神経の乱れも目が一因になっています。
子供も外遊びをあまりしなくなり、画面や室内だけの狭い範囲でしか目を使わなくなった結果、視覚機能の発達が不十分で学習や運動能力に影響したり、小さいころから視力の問題や肩こりや頭痛になります。
筋肉は使いすぎれば擦り切れ、使わなければサビます。
難しく感じるかもしれませんが使い方とバランスです。
硬くなった(サビた)目の筋肉は柔らかくすることで自律神経の改善にも役立ちます。
自律神経を整える方法は整体や鍼灸だけではありません。
目がこるとは…
眼球を動かす筋肉(6つの外眼筋)、ピント合わせをする眼球の中の筋肉(毛様体筋)が硬くなります。
硬くなれば血流は悪くなり、目の動きと首の筋肉、脳は連動しているため、目から得た情報の処理や判断、反応に支障が出始めます。
目は密接に脳とつながっているため、目の問題は脳の働きにも影響していくのです。
目が硬くなる(こる)とどんな兆候がでるか
眼精疲労、首や肩のこり、頭痛、頭がぼーっとする、思考が回らない、集中力や記憶力が悪くなる、メンタルコントロールが難しくなる、やる気の低下、睡眠の問題、身体の柔軟性の低下、コミュニケーション力の低下、状況判断力の低下、うつ傾向、、、
眼球を動かせる範囲が狭くなると、見える範囲=キャッチできる情報の量が少なくなります。
視野が狭くなると首も硬くなるので、思考の幅も減少し、周りの空気が読みにくくなったり他人の意見を受け入れにくくなります。
するとうまくいかないことやミスが増えるのでストレスと感じることが増えます。
身体的には目の血流が悪くなると首もこるので身体は交感神経が過剰になります。
温かいアイマスクをつけるとよく眠れるのは、目の血流がよくなって副交感神経が優位になるからです。
つまり目の問題は身体だけでなく心の問題にも発展していくのです。
目の力は視力検査ではわからない
私たちが情報をキャッチする五感(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)のうち、8割は視覚が担っています。
目の検査として一般的な視力検査は、静止している図を見る力程度のものですが、実際には視覚機能はもっと複雑で、現代の生活様式のためにほとんどの方が視覚機能が衰えています。
衰えたものは実は鍛え直すことが可能ですが、前提として、両目をきちんと動かせるように再教育が先です。
目は口程に物を言う
昔の人は身体の部位を使った表現をよくしていました。
それは身体と心でつながって暮らしていた証明です。
「目は心の窓」というように、目からは様々な情報を読み取ることができます。
みなさんも一度は心当たりがあると思います。
相手の目を見たときに感じるもの。たとえば、緊張している人の目はどんな感じか、気持ちに余裕がある人とない人の目つき、死んだ魚の目、様々な表現がありますね。
目が硬くなっていると身体も心も硬くなってしまうのです。
多くの場合、身体を変えようとしますが、原因が目なら目にも何かをしなければ根本解決になりません。
目をほぐすストレッチ
自分でできる範囲の目のケアは、とにかく目を大きく動かすこと。
遠くの景色を見たり、目を様々な方向に大きく動かして目の筋肉をほぐす習慣を入れてください。
一日5分でも、小休止の度にでも、目を酷使する仕事をしている人ほど取り入れてください。
目の機能を再教育しカラダや心を整えるパーソナルトレーニングは当院でお受けしています。
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執筆者
かとう治療室
流山市南流山で整体・鍼灸(女性鍼灸師)・内臓調整を中心に総合サポートをしています。ボディートーク、エムレス等。つくばエクスプレス/JR武蔵野線 南流山駅より徒歩6分。駐車場2台分あり。不定休・完全予約制。お問い合わせはLINEかフォームが便利です。お電話の場合は留守電にお名前とメッセージを残してくださると折り返しご連絡いたします。