空前の糖質カットブームと健康意識の上昇。
食生活の見直しをしている方が増えたのはいいとして、質問の多いのがカロリーカット、またはゼロカロリーを謳った人工甘味料。
砂糖じゃないから大丈夫と勘違いしている人もいる。
結論から行くと、どちらも少量ならそれほど影響はないが、それなら人工甘味料をとるなら潔く砂糖をとったほうがマシ。
砂糖を推奨しているわけではなくて、砂糖を食べたいばかりに人工甘味料に置き換えているのなら砂糖のほうがマシだよってこと。
その理由は人工甘味料は脳を混乱させるから。
すなわち、肉体も思考も人格も影響を受けることになる。

子どもの異常行動、落ち着きのなさ、謎の体調不良。
大人の精神不安定、女性の生理や妊娠出産にまつわる不調など、全員に関係のある問題になっていて、
現代の病気のほとんどはこのような広義の生活習慣病である。
デンプン由来の糖(ブドウ糖、果糖、水飴、トレハロースなど)
その他の糖(乳糖、ガラクトオリゴ糖など)
天然甘味料(ステビア、甘草(グリチルリチン)など)
糖アルコール(ソルビトール、キシリトールなど)
天然由来の甘味料でも加工が加われば偽物の栄養となるのですが、特に気をつけたいのは人工甘味料。
〇カント、〇ルスイート、ゼロ○○など、商品は多肢にわたります。

どうしてゼロカロリー製品、人工甘味料はよくないのか?
主に人間の栄養源は糖質、タンパク質、脂質であるが、人工甘味料は甘いのに糖分という栄養がない。
脳は糖の最小単位であるブドウ糖をエネルギー源に活動するが、甘みに反応するようにもできている。
一昔前に「白いカレー」が流行ったのをご存知でしょうか?
カレーは茶色い食べ物であるという私たちの脳の常識を破壊し混乱させた白いカレーの違和感。

これを食べても入ってくるのはカレーの成分だ。
こうあるはずのものが、そうじゃない。
白いカレーに限らず、スイーツでできたお寿司、砂糖と塩を間違えたココアを想像していただければ脳がパニックになるのはお分かりいただけると思う。
糖分は脳や身体にとってはお金と同じ。
食べることでもらえるはずのお給料が1銭も入ってこなかったらどうだろうか。
足りない!もっとくれ!となる。
身体がもっと甘いものを要求するようになるので、甘いものがやめられなくなるのだ。
食べたい衝動で落ち着きが無くなる、感情が不安定になる、自律神経が乱れる。
甘いものがやめられなくなるメカニズムにはドーパミンの話や、糖がアルコールに似た作用をすることなどがあるがここではややこしくなるので書かない。
脳を混乱させる偽物の食べ物をいれるより、ちゃんと身になる物質で摂りましょうっていうこと。
ゼロカロリー製品には健康のツケがあるのだ。