あなたが高血圧かどうかが厚労省の設定によって変わってしまう現実
1980年代からこれまでにかけて血圧の基準値は50も下がりました。設定値がかわることにより高血圧患者はどんどん増え続け、一時4000万人にも上りました。
ところが、2024年の4月に大きな告知なしに基準値が20変わり、160mmHg/100mmHgになりました。
医療機関によっては従来と変わりない基準で診療をすすめるところもあるようですが、まず、過去のおおまかな血圧の基準値の推移についてご覧ください。
過去の血圧の基準値の推移
年代 | 最高血圧(超えると高血圧) | 最低血圧 |
1983年 | 180mmHg | 100mmHg |
1990年 | 160mmHg | 90mmHg |
2004年 | 140mmHg | 90mmHg |
2009年 | 130mmHg | 85mmHg |
2019年 | 130mmHg | 80mmHg |
昔は年齢に90~100を足したものが基準に扱われることが多かったのですが、どんどん低くなっていきました。
血圧は高すぎても低すぎてもよくない
性別、年代、体格、生活様式が全然違う個性ある私たちの血圧がみんな同じでいいはずがありません。
高血圧で悩んでいる人もいれば実は低血圧で悩んでいる人もいます。
朝起きるのがつらい、身体がいつもだるい、頭が痛くなる、ふらふらする、疲れやすい。
低血圧の人はこのような悩みを抱えています。
この場合は血圧をあげる努力をしなければなりません。
血圧と血管系(心臓や脳など)の病気は関連深いですが、血圧が高すぎる人は出血系の病気、低すぎる人は妻流刑の病気になりやすいです。
なんでもその人の体質や生活様式に合ったバランスが重要で、その判断基準は病院ではなく自分の体感で確認できることが一番正しく、健康。
自分の身体が心地よく、元気と感じられるかどうかで充分です。
降圧剤の副作用
数字としての血圧は下がったけど、薬を飲む前より元気がなくなった気がする…そんなことを話される方がたくさんいます。
血圧の薬によって自律神経が乱れます。
病院での治療が二次的に病気を引き起こすことは最近になって明らかになっています。
よくある現象としては、
末端の冷え、血色不良、やる気が出ない、物忘れ、ぼーっとする、迷走神経反射(食後や採血などで気を失ってしまう)
降圧剤は飲み始めたらやめられないと信じている場合が多いので、ほぼ一生飲み続ける薬と知られています。
人生の後半は認知症、脳梗塞や心筋梗塞の「詰まる」系のリスクが高まります。
また、末梢の細い血管に血液が届きにくくなるので、白内障や難聴にもなりやすいです。
老化と捉えるか、実は降圧剤を飲み続けたことで起きているのか、、、ご想像にお任せします。
血圧の役割は身体の隅々に血液を送る必要な圧力のため、血圧が高くなるのは身体なりの目的があるのですが、今の医療は表面的な数字さえよくなればいい考えるので全体の状態を見ていません。
数字だけを見て血圧を下げてしまえば、血流が悪くなって元気がなくなるのは当然の結果なのです。
血圧が高くて心配なら、血圧を下げる以上に、血圧を上げることになる原因を改善しなければなりません。
薬や医療とどう付き合ったらいいのか
もちろん、緊急を要する場合は別としてできるだけ薬には頼らない方がリスクがありません。
当院に訪れる人の中にも、自律神経の乱れを感じて相談に来ますが、話をよく聞いてみると健康診断で高血圧に引っ掛かり薬を飲み始めたころからあちこちの不調が起きていたケースが少なくありません。
わたしたちは診断や処方はできないので「薬をやめなさい」とは言えません。
ですが自分の身体をどう扱うかは患者さん自身が自由に選ぶことができますので、自己判断で薬をやめていく取り組みはできます。
勝手に辞めたらお医者さんに怒られると心配になるのは、病院に自分の健康を依存しているからですが、その後のすべてを保証をするとは医師も病院も言ってません。
どこかで自分の健康は自分で責任を持たなければならないのです。
知識ではなく感覚で生きる重要性
ここまで私たちは左脳的、知識や理論を頭に詰め込み、正しいか間違っているかに翻弄されてきました。
それも「誰かや何かの正しさ」で。
特に身体においては知識が優先されすぎて、自分の身体の感覚は分離されていきました。
それにより起きているのは、血圧の基準値のように設定次第でコロコロ健康にも病気にもなってしまうということ。
自分のことは自分の身体が一番よくわかっていて、感覚を感じる力は身体からのメッセージに気づく力です。
当院には様々な方が相談に来ますが、治してあげるというより本来の身体の力を取り戻したり、自分の身体との付き合い方をサポートしています。
薬に頼らず血圧を健康的にしたい方はご相談ください
当院では血圧そのものには何もしません。
ですが、血圧が高くなってしまう原因である、ストレスや生活習慣、構造、機能的な問題を整えることができます。
全体のバランスがよくなれば、身体にとって最適な血圧の数値に自然と変わるからです。
愛用している車や自転車のように、私たちの身体は替えが利かない乗り物と同じ。
病院では手の届かないところをサポートし、「わたし」と「からだ」の二人三脚がうまくいくようにいたします。
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執筆者
かとう治療室
流山市南流山で整体・鍼灸(女性鍼灸師)・内臓調整を中心に総合サポートをしています。ボディートーク、エムレス等。つくばエクスプレス/JR武蔵野線 南流山駅より徒歩6分。駐車場2台分あり。不定休・完全予約制。お問い合わせはLINEかフォームが便利です。お電話の場合は留守電にお名前とメッセージを残してくださると折り返しご連絡いたします。