優しい治療とはなんでしょう?
身体が辛いと即効性を求めてしまう気持ちはわかりますが、どんなことにもプラスとマイナスの両面を持ち合わせています。
厳しい治療は急激に変化するぶん、身体がびっくりして治療によるダメージが生じるかもしれません。
優しい治療の変化は穏やかですが、身体に余計なダメージを与えずに回復させることができます。
優しいとは単に刺激が弱いというのではなく、安全でやりすぎない治療のことです。
薬の使い方でも毒になる厳しい使い方、毒を最小限に済ませる優しい使い方があります。
優しいと厳しい。どちらを求めるかは最終的にはその方が選ぶことになりますが、大きな力は揺れるブランコのように反対側へも同じ分振れていくので不安定感や戻りが起こりやすいということを表しています。
そういった理由から、私たちは優しい治療をしていきたいと考えています。
もともと身体には自力で整える能力が眠っているためです。
ブランコの漕ぎかたを知った子どもはちょっと助走をつけてやると自分で漕ぎ出します。
誰かに揺らされるブランコは不安定ですが、自分で漕ぐブランコは安定します。
施術の役目はこの助走であり、あとは自由に身体にコントロールさせます。身体には子どもに相当する働きがもともとあるのです。
自分にこそ優しさを
早く回復したいと一生懸命治療に通うのですがなかなか結果が出ない人。
身体は持ち主に大切にしてほしくて症状で表現しているので、そのように扱ってもらえるまでは…実は身体は病気を治す気はありません。
焦るほど、いったん立ち止まる必要があります。
そういう方の中には、
- 自分には価値がない。
- 働かなくては存在意義を見出せない。
- 役に立っていない自分は愛されない。
そのような無意識が働いていることがあります。
よい面は他人のために自分を犠牲にできること。社会貢献の力がありますが、マイナスに働くと他人軸の生き方になってしまいます。
そんな人へは、一度自分のほうへ意識を戻すことが必要になります。
子どもの頃、親の気をひきたくて病気のふりをしたことが1度はありませんか?
病気になると普段食べられない豪華なものを食べさせてくれたり、看病してくれている間は自分が主役になれます。
大人になると理性が働いてしなくなりますが、潜在意識に刻まれている小さい頃の記録によって同じような働きが起きているのです。
自分を主役にして、大切に扱ってあげることで身体は納得します。
たいていの場合は働きすぎや頑張りすぎ、我慢のし過ぎ、本音を隠しすぎが不調の原因で、抑圧された欲求が、身体の深部か表現されているだけなんです。
脳や心は嘘が上手ですが、身体はうそをつきません。
施術の時間は少なくとも主役です。
ですが、その他の時間でも自分のために優しくできる時間や環境をどのくらい作ってあげられるかも大切な要素です。一緒に考えていきましょう。
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執筆者
かとう治療室
流山市南流山で整体・鍼灸(女性鍼灸師)・内臓調整を中心に総合サポートをしています。ボディートーク、エムレス等。つくばエクスプレス/JR武蔵野線 南流山駅より徒歩6分。駐車場2台分あり。不定休・完全予約制。お問い合わせはLINEかフォームが便利です。お電話の場合は留守電にお名前とメッセージを残してくださると折り返しご連絡いたします。