整骨院や整体などの治療院系の広告では根本改善、根本治療、根本原因という言葉をよく目にすると思います。
それは骨盤…姿勢…ゆがみ…内臓…自律神経…
という考え方。
確かにそうなのですが、もっと根本に原因があって、
根本治療とは身体を正すことではなくて、ゆがみや症状を引き起こすような自分の扱い方を見直すことだと考えています。
これを皆さんにわかりやすく伝えられていないのは私たちの課題。
そして、根本治療という言葉の扱い方は治療院業界の問題だと思っています。
治療や施術を受けているときはいいんだけど…時間がたつとすぐ元に戻ってしまうの。
こんなお悩みはないでしょうか?
ほかの治療を受けていた方が当院に相談されたときに、よく伺うのもこのような内容です。
治療法が合っていないなどもありますが、一つは、身体の扱い方が変わっていないからなんです。
他の記事でも健康は習慣からできているとか、身体への意識と興味が大切だと書いてきましたが、
(わかっていて)身体の扱い方を見直さず、施術でバランスをとって生活するのもその人の生き方。
たとえば、超多忙な方なんかは自分を保つために施術に通うだけで精一杯かもしれません。
でも、もしそうではなくてちゃんと治したいなら自分の身体に興味を持ってください。
自分の身体の操縦士はほかの誰にも務まりません。
身体の症状を不快に思うだけでなく、なぜ、それが起きているのか。
私たちが体調を崩したときに早く何とかしなければと焦ったり、原因は何だろうと不安になったりするのは、自分の身体のことをよく知らないから。
何が起きているのか「わからない」から不安になります。
そこでわかる人のところに駆け込みます。
悩みが解決されるとまたいつもの習慣に戻って、何かあっては慌てて頼るを繰り返してしまう。
どこにどんな臓器があって、自分のためにどんな仕事をしてくれているのか。
学校でも学びませんので、今のところ自分が身体に興味をもって自分で知るしかありません。
それは(当院の場合は)施術通って身体に集中していればだんだんわかるようになります。
自分の身体のことがわかると、何か起きても慌てずに身体に任せることができます。
実は、何もしないことが自然治癒力を活かす一番の方法だからです。
ということは、「何かしすぎる」のは身体の力を奪います。
植物も、良かれと思って水や肥料を与えすぎると根が腐ります。
もちろん、緊急的にとかどうしても必要な状況で頑なに薬を拒むのもバランスが悪いですが
ちょっとやそっとのことで病院に行ってしまうのも、長い目で見ると自分のためにはならないのかもしれません。
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執筆者
かとう治療室
流山市南流山で整体・鍼灸(女性鍼灸師)・内臓調整を中心に総合サポートをしています。ボディートーク、エムレス等。つくばエクスプレス/JR武蔵野線 南流山駅より徒歩6分。駐車場2台分あり。不定休・完全予約制。お問い合わせはLINEかフォームが便利です。お電話の場合は留守電にお名前とメッセージを残してくださると折り返しご連絡いたします。