それより、食事を見直そう
遺伝のことを学んでも一般的な人はそれを日常でどうしたらいいかわからない。
ボディートークのセッションをうけるのは一手段としておすすめだけど、日常で気に掛けるならタンパク質です。
タンパク質って筋肉や細胞の材料になっているだけじゃなくて、遺伝子をつくる材料にもなっているし、
メッセンジャーの役割を持つペプチドやホルモンの材料にもなっているから、身体がちゃんと機能するには充分なタンパク質が必要。
1日当たり50~60グラム、できれば体重1キロ当たり1グラムのタンパク質を摂取したい。
でも、現代の食事は炭水化物(しかも砂糖と小麦!)が多すぎて特に日本人はタンパク質が取れていない。
動物性たんぱく質には体内でつくれない必須アミノ酸が含まれているので、
肉の赤身や魚、乳製品を今よりも積極的に補う事で、遺伝子はもちろん、カラダにもメンタルにも思考にもプラスに働く。
いま世界的に増えている、自閉症や発達障害もタンパク質不足の新型栄養失調が一因になっている。
日本の医学はアメリカを参考にして食事療法とかも行われているけど、
そもそも遺伝的な体質や生活様式、食習慣、病気傾向がすべて違うアメリカ人と同じ指導をしても日本人に効果がないのは
冷静になって考えれば当たり前なのに、いまだにシフトチェンジがないのが問題だ。
動物性たんぱく質を多く含む食品
肉・魚・乳製品の中で豊富なたんぱく質を含むのはどれか。
牛ステーキ100グラムでも約20グラムしかタンパク質を含まない。
また、9種類あるアミノ酸は食事から出ないと補えないので、両者のバランスの取れる食材をいくつか挙げることにした。
必須アミノ酸とは
- バリン
- ロイシン
- スレオニン
- メチオニン
- ヒスチジン
- リジン
- フェニルアラニン
- トリプトファン
- イソロイシン
必須アミノ酸を効率的に摂れるたんぱく食品
- 牛肉(和牛よりもアメリカのカチカチの赤身肉)
- 豚肉(バラ肉よりもも肉などの赤身肉)
- 鶏肉(もも肉よりも胸肉)
- 魚(どの魚もアミノ酸スコアがよく、良質な脂もとれる)