何をしてもよくならない人の特徴｜流山市南流山かとう治療室

何をしてもよくならなくて悩んで最終的に来院される方がいます。
かとう治療室に来てもそのような方が全員よくなるわけではありません。

力不足の面は努力で改善できますが、私たちの問題の外のことも。

私たちの課題のひとつはお伝えのしかた。
どうしたら目の前の人に伝わる言葉を選び、表現できるか。そして好転するきっかけになれるか。
その最適な伝え方は人や状況によってまったく異なるので日々試行錯誤です。

ですが、私たちの努力だけではどうにもならないのはどんな部分か。
それを今回はお話ししようと思います。

「お試し」と「様子を見る」をし続けている

こんなことありませんか？

まず前提として治療法は道具にすぎず、魔法はありません。
１回施術を受けただけで続けるかどうかは「様子を見てから考えます」と言っていませんか？

推奨されたペース以上に時間を空けてしまって結局起こせるはずの変化が起こせなかったり、ほかのものに目移りしたり、いろいろなことを「お試し」だけで途中で終えてしまっている方はどこに行ってもよくなりません。

車が運転できるようになりたいなら、自動車学校に通ってプログラムをこなして合格するからできるようになります。
1回だけ教習を受けて様子を見ていたら、すぐ忘れてイチからスタートになってしまいますよね。

当院でもよくなる人は、初回受けたあとで次の予約を入れていきます。

早く良くなりたくて同時進行で何件もの治療を受けている

こんなことありませんか？

治療法は道具ですので、よくなるなら（危険でなければ）なんでもいいと思います。
大切なのは自分が信じられる方法や治療院を絞って、そこのアドバイス以外はいったん脇に置くぐらい素直にその方針に従うことが遠回りしない方法です。

新しい仕事を始めたとき、指導する人によって教え方ややり方が違うと混乱しませんか？
色々受けている人はカラダでも同じことが起きています。

複数の治療を転々としている人の特徴は、治療法や人物に依存しすぎていることです。
また、そのような方をみていて施術家として困惑してしまうのは、いろいろな要素が混ざり合ってしまい自分の施術の効果があるのか、何が結果につながっていて何が課題なのかが判断しずらいからです。

責任をもってお手伝いさせていただくためにもあちこち行ってほしくないのです。

自分の好き嫌いで選んでいる

その治療を受ける判断基準や目的がずれてしまっている場合も遠回りの原因になります。

例えば、治療法があっているかはわからないけど施術者が優しいから選んでいたり、自分の考えに共感してくれるからという理由の場合。

このような人は間違うと甘いささやきでビジネスのカモにされます。

治療を受ける目的は「健康を取り戻す」だったはずです。
その目的をかなえるために治療家は知識や経験、技術を提供し導こうとします。

時に耳が痛かったり厳しいお話をしなければならない場面もあるのですが、それを「合わない」と判断してしまうことでせっかくつかみかけた改善のきっかけから遠ざかってしまいます。

パターンを変えられない

今までいろいろなことをやってうまくいかなかったなら、同じようなパターンを繰り返しても変わるはずがありません。

同じ症状だとしても過去に合っていた治療法が今の症状に役に立つとは限りません。
時間の経過とともに原因が変わっていたり、体質も変化し続けているからです。

今までの方法が通用しないなら、まったく違う価値観や概念を取り入れる勇気。
「藁をもつかむ思い」とはこのこと。

実は何をしてもよくならない特徴をもっていたのは過去の私です…

だからこそ今同じようになっている人に同じ失敗をしてほしくないと思っています。
さまよった結果、私は10年近くパニックに悩むことになりました。

もう、「藁をもつかむ思い」で出会った施術がボディートークでした。
それまでの私は固定概念に縛られていたので、やったことのない施術や怪しいと思うものはシャッターを下ろして可能性を自分で閉じていました。

薬も対症療法、もう治らないと自分で決めつけてあきらめかけていました。

ボディートークも完ぺきではありませんが、同じ対策を繰り返していても変わるはずがない。
それならやってみようと素直に古いパターンを手放せたことがよかったのではと思います。

そのことがきっかけで施術家としても様々な分野を学ぼうと思えましたし、それによってお役に立てる数が急激に増えました。

今、八方塞がりな感じがしているならぜひ効果の出ない選び方を終わりにして、信頼できる一つの方法を選んで、そのアドバイスを素直にやり切ってみてください。

結果は「決めて」「やり切ったら」必ず出ます。