自粛のダメージはこれからのほうが心配
コロナウイルスで移動が制限されてもう2か月ぐらいになりますね。
緊急事態宣言が発令されてからは1カ月くらいですが、
テレワークや休業、外出制限で活動の量がとても落ちたのは多くの方が体感していることと思います。
自粛生活も長く続くとストレスが溜まりますね。
やりたいことができない。
家で居場所がない…
飽きた…
でも、いざ明日から通常の社会生活を送ってくださいと言われたら送れますか?
思った以上に自粛のダメージは大きいですよ。
自粛のダメージ①体力の低下
動いてないから当然運動不足ですし、人によっては日に当たる時間も大幅に減っています。
日光浴は骨を強くするのに重要なので、今、骨がもろくなっているのは高齢者だけの問題ではなくなっています。
若い女性が日焼け止めを使いすぎて骨密度が低下しているのは以前から問題になっています。
体力や運動能力が鈍っていれば事故や転倒が起きやすくなり、寝たきりになる高齢者が増えるかもしれません。
通勤、出社、拘束時間を過ごす、帰宅、家事…
病気で数日寝込んだ後、活動を元に戻すのがしんどかった記憶はありませんか?
今回は数日ではありません。
今までは当たり前のようにできていたことがとてもつらく感じます。
自粛のダメージ②免疫力の低下
今、自分の身体を守るために自粛していますが、実は後になって起きるのは免疫力の低下です。
人と人、環境と触れ合う機会が少なくなり、日常のほとんどが安全に囲まれています。
人の免疫系は通常、たくさんのものと触れ合っているから鍛えられるところがあり、からだにたくさんの菌を共存させることでカラダを守っています。
今は除菌をしたり、ふれあいの機会が減って免疫を鍛えていません。
「経験してなんぼ」という言葉があります。
私たちの学習が実体験に勝るものがないように、免疫系も備えるよりも経験値。
小さい頃に色々な感染症にかかりやすいのは免疫も経験不足だからですが、経験して強くなります。
この観点から言うと、コロナウイルスも経験(=共存)しかありません。
自粛のダメージ③ストレス耐性の低下
免疫力の低下と近いですが、ストレスは過剰でも不足でもよくありません。
ポイントはメリハリなのですが、自粛生活はこれまでと比べるとメリハリが大幅に少なくなります。
どちらもストレス耐性を弱めてしまいます。
通常モードに戻ったら、今よりもたくさんのストレスがかかりますが、それに耐えるには自分で体の管理をするしかありません。
コロナウイルスを正しく恐れよう
詳しいお話は情報が多くなってしまうので別のブログで書こうと思いますが、結論から言うとひとりひとりの意識が変わるタイミングです。
コロナウイルスを恐れる多くの理由は、
- 自分が感染して人に移してしまわないかがこわい
- 感染したら命に関わると思うからこわい
- ワクチンや特効薬が見つかってないからこわい
- 高齢者や持病がある人は重症化しやすいと聞いたからこわい
- 有名人がなくなっているからこわい
こんな感じではないでしょうか?
ですが、私たちがそうやって恐れる根底の理由は、自分の身体を知らないからです。
身体のパーツのこと、血液のこと、免疫や消化器の仕組み…
知らなくても病院に行けば何とかしてくれる。
そんな依存心があったからです。
上から目線な発言に聞こえてしまうかもしれませんが、依存心があったのは私たちも同じです。
気付けば変えられます。
もちろん医学的なことや用語は知る必要はありません。
自分の身体がどうなっているか、どういうことをサインとして受け取ればいいのか、こんな時は何が考えられるのか…
ざっくばらんでも知ろうとする姿勢が重要です。
一番深い関係で、身近な存在は自分の身体だと思いませんか?